2016年9月 荒井晴彦監督俳優ワークショップ開催のお知らせ
こんにちは、キャスティングプロデューサーの高柳です。昨年の9月から、宝来忠昭(ドラマ「本棚食堂」「女くどき飯」他)、篠原哲雄(映画「月とキャベツ」「起終着駅ターミナル」他)、渡邊孝好(映画「居酒屋ゆうれい」ドラマ「荒地の恋」他)、奥田瑛二(映画「長い散歩」他)、金子修介(映画「デスノート」「スキャナー」他)監督たちと、平埜敬太(ドラマ「黒い報告書」他)プロデューサー・脚本家、私高柳亮博で、ワークショップを皮切りに、企画制作にリンクさせつつ、積極的に新たな才能との出会いを求めて展開してきました。
過去参加した俳優はただのスキルアップだけでなく、講師陣の制作作品への出演や、弊社のキャスティングボードにエントリーされ、講師陣以外へのキャスティングのチャンスも広がります。高柳がCPの4月期連続ドラマ「昼のセント酒」にも、メインレギュラーから各回の出演まで多数キャスティング、また渡邊孝好監督新作ドラマへの出演、篠原哲雄プロデュース新人監督映画への出演など、続々と出演が続いています。
そして、弊社WS一周年を迎えるにあたり…日本映画界のいまや重鎮ともいえる脚本家であり映画監督、そして「映画芸術」誌の編集発行人である荒井晴彦氏をむかえて、ワークショップを開催したいと思います。
映画を愛するひとは多々あれど、映画に愛されるひとは、それほど多くありません。荒井晴彦さんは映画に愛され、映画の歴史のなかで生き、生きることが映画をつくること、を実践されてきたかたです。映画は、脚本からできます。言葉からうまれます。ありふれた男と女がいて、そのあいだで「なにか」がおきて、その「なにか」が言葉や無言の行為となり、思いがあふれる劇になる。映画を語ることが、単なる知的好奇心や、心の慰めになるだけではなく、わたしたちが「いま、生きているって感じ」ることを、発明発見させてくれる、人生の冒険でもあるということを、荒井晴彦作品は、感じさせてくれます。 世の中の「大きなもの」に流されず、孤独を守りながら、冒険を続ける荒井晴彦さんの世界にふれてみませんか?この貴重な機会、ぜひ荒井晴彦監督とセッションを楽しんでいただけたらと願っております。
【講師陣】
荒井晴彦(脚本家・映画監督・映画芸術誌の編集発行人)
1947年生まれ。助監督をへて77年「新宿乱れ街 いくまで待って」で脚本家デビュー。以降、映画史に残る名作を手がけ、97年50歳で「身も心も」で監督デビュー。 脚本家、監督、映画芸術誌の編集発行人として、映画の最前線で活躍中。
(主な脚本作品) 1980年「赤い髪の女」「神様のくれた赤ん坊」「ワニ分署」で第三回日本アカデミー賞優秀脚本賞。81年「遠雷」でヨコハマ映画祭脚本賞、82年「遠雷」「嗚呼!おんなたち 猥歌」で第五回日本アカデミー優秀脚本賞。
84年「Wの悲劇」でキネマ旬報脚本賞、毎日映画コンクール脚本賞。86年「Wの悲劇」「ひとひらの雪」で第五回日本アカデミー優秀脚本賞。
88年「噛む女」「リボルバー」でキネマ旬報脚本賞。99年「皆月」で大阪映画祭脚本賞。02年「KT」とテレビドラマ「事故」で第五回菊島隆三賞。03年「ヴァイブレータ」でキネマ旬報脚本賞、毎日映画コンクール脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞。06年「やわらかい生活」「愛妻日記」ドラマ「指」で第九回シナリオ作家協会菊島隆三賞。11年「大鹿村騒動記」でキネマ旬報脚本賞、第三十五回日本アカデミー賞優秀脚本賞。14年「共喰い」でキネマ旬報脚本賞、毎日映画コンクール脚本賞。
(監督作品) 97年「身も心も」、15年「この国の空」は読売文学賞戯曲・シナリオ賞
(編者作品) 89年より季刊「映画芸術」の編集・発行人。ほかに「悪魔に斎種よ大和屋竺映画論集」「映画脚本家 笠原和夫 昭和の劇」等の編纂。
(著作) 04年「シナリオ 神聖喜劇」。05年「争議あり 脚本家 荒井晴彦 前映画論集」12年「嘘の色、本当の色 脚本家荒井晴彦の仕事」
平埜敬太(プロデューサー・脚本家) 「黒い報告書」「谷グチ夫妻」ほか
1965年札幌市生まれ。大学在学中に脚本家・荒井晴彦氏と知り合い、氏の主宰する「映画芸術」誌のスタッフをへて、フリーの助監督として活動。01年からプロデューサーとして活動開始。脚本も手がけ、主なプロデュース作品には、ANB連続ドラマ『スカイハイ』、WOWOW連続ドラマ「配達されたい私たち」(出演;塚本高史、栗山千明、長谷川京子他)、UULA配信ドラマ「奇妙な恋の物語」(出演;夏菜、山本美月、佐藤江梨子他)などがある。主なワークショップ実績は↓↓
BSジャパン「黒い報告書」(主演;石黒賢)シリーズ
第一弾〜第三弾まで毎回、石黒賢をはじめとする35名前後のキャストのうち25名前後は、ワークショップ参加者がオーディションを突破して出演してきました。
「黒い報告書」HP→http://www.bs-j.co.jp/black_report/
NHK 「Eテレ・ジャッジ」~2015年4月番組初代チャンピオン「谷グチ夫妻」
5分×2本の短編ドラマ。全7名の出演者のうち4名がワークショップ参加者。(出演:岡田義徳、遠藤久美子、林健太、丹野未結、有馬理恵、宮島岳史、佐藤ニコ)
動画配信(無料)→http://www3.nhk.or.jp/d-station/episode/taniguchi/4848/
高柳亮博(キャスティングプロデューサー) 所属:ルースプロモーション、コネルト他
主催のルースプロモーションは平成21年7月設立。渋谷区代々木に本社を構え、CMや広告キャスティングにとどまらず、代理店、企画、制作、プロモーションまでトートルプロデュース。自身は、俳優業を経て、現在はドラマや映画などを中心にマネジメント、キャスティング、プロデューサー業などを務める。
主なワークショップ実績は↓↓
2016年4月期 テレビ東京ドラマ24・Amazonプライムビデオ『昼のセント酒』(監督:Yuki Saito、井川尊史/主演:戸次重幸)
全12話においてほぼ毎回の、計14名、ワークショップ参加者が出演いただきました。
「昼のセント酒」HP→http://www.tv-tokyo.co.jp/sentozake/ ※Amazonプライムビデオでオンデマンド配信中
【募集概要】
募集定員:15名前後〜最大20名程度(定員になり次第、締切ります)
対象:20歳~の俳優を職業とする者(場合により10代も可能) ※事務所所属の有無問わず
受講料:3万円(原則・前金制)
※休んだ場合でもご返金はできません。
※支払方法に関しては、開催終了日までの支払い延期等、ご相談にのります。
課題&テキスト:オリジナル脚本を使用。適時、配布していきます。
【開催日時】全3回と流れ
①9月6日(火)
講師:平埜敬太 〜ガイダンス、「個性」発明・発見にむけて~
ガイダンス。「言葉の力とは? 言葉の力を掘り起こす。演技のルール共通言語を共有」キャスティング・オーディションのポイント。普段の準備とは?自己紹介とは?セルフプロデュースの感覚をみにつける。
②9月7日(水)
講師:荒井晴彦、平埜敬太 〜監督の話。脚本解読。感情と思いを読み取る~
脚本読み。「脚本読みとは?役つくりとは?なにが書かれているのか、正確に読む。脚本の構造、人物像、関係をさぐる」
③9月8日(木)
講師:荒井晴彦、平埜敬太 〜演技の段取りと膨らませ。動きと「思い」の表現、その人のこ「個性」を表現する~
最終演技。「演技の組み立て骨格つくり・段取り、ポイントの台詞、動きのポイント、その理由を確認する」感情の起承転結、中心の感情、源泉の感情をさぐる。「脚本をどうやって、じぶんの個性とからめながら、芝居の肉付け、膨らませていくのか?」
時間帯:①13〜20時 ②10〜18時 ③13〜18時 ※休憩含む
※状況により、参加者数が多いときや、進行次第で開始時間を早めて午前中より開始します。金子監督は基本的には13時入りとなります。
場所:STUDIO543(初台別館) 東京都渋谷区本町2−1−1 島山ビルB1F http://studio543.main.jp/new1043.html ※京王新線初台駅東口徒歩3分
【申込み】
お申し込みはメールにて承ります。
担当:高柳 takayanagi@luz-pro.net
※申込みの際にご自分のプロフィール(写真と経歴・芸歴・志望動機)を一緒にお送りください。
※プロフィールのない方は、簡単な経歴とお写真でも結構ですので必ず添付をお願いします。追って担当者からご連絡をさせていただきます。
【主催】
株式会社LUZ PROMOTION(ルースプロモーション) http://www.luz-pro.net/
〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-43-5 ジュネス代々木402
電話)080-3390-3216 代表)03-6300-9112
全日程の流れなど詳細資料のお求めは、主催までお問合せください。
0コメント