台本なしの即興恋愛ドラマ「抱かれたい12人の女たち」#6〜#9の女優ゲスト解禁

#6.松本まりか

オファーが来た時はやりますって言っちゃったんですけど、後から後悔しました。(笑)自分の中に引き出しがないと難しいし自分自身が丸裸になることだから、興味はあるけど怖かったですね。今回、私はキャラクター設定を「ダサくて残念な女」にしたかったんです。素敵な女優さんはたくさん出てくるので、逆に私は抱きたいって全然思えないのに抱いて欲しいって思っている女性を選びました。でも、なかなかな女性でしたよね。(笑)今までは悪女を演じることが多かったのですが、そうではなくて今度は男性が引いてしまう女性。これはさすがに男性も手を出さないだろうっていう女性をやってみたかったんです。私が思う即興劇の醍醐味は、考えて出るものではなくて素の部分が出てしまうこと。頭の中で考えうることから外れてしまった瞬間がすごく面白いと思います。特にそれが、お芝居の中で山本さんとお互いに出てしまったのはある意味成功なのかな?(笑)2人とも素で脱線してしまい、そこから想定外の展開になっていくところが、私の回での見どころだと思います。危機が面白みになるというか、誰も予想の付かないセリフがたくさん出てきます。(笑)私も心を本当に素直に動かされましたし、ちょっと良い奇跡がいくつも重なった回になったんじゃないかなと思います。

#6「アロマオイルを売る女」(松本まりか)11月9日放送

都内某所にある隠れ家的バー「Y’zoo」に、オイルサンプルの入った大きな紙袋とキャリーバッグを持った女が入ってきた。実は彼女、男性用の高級アロマオイルの訪問販売員。全く売れずやけ酒をして歩いていると、バーを発見したためマスターに売ろうと訪れた。マスターのきれいな肌を見て、ボディーケアの話で盛り上がる。そしておもむろにマスターを脱がせ始め、高級アロマオイルでマッサージを始めた。

「気持ち良くないですか?」彼女の耳元でささやく甘い誘惑に、マスターはメロメロに。「私の、初めてのお客様です…」上半身を裸にされてマッサージをされるマスターは、アロマオイルと彼女の誘惑に打ち勝てるか…!?


#7.岡本玲

即興なのでその場を最大限に楽しめることができれば良いなと思って、設定を決めたものの色々ぶち壊すために暴れてやろうと思っていました。でも、もう少し暴れたら良かったな、と思っています。(笑)きっと山本さんなら好きになれると信じて飛び込んだら、結構思ったより早い段階で恋に落ちていましたね。逆に計算違い。(笑)最初はけなすつもりでこの歌詞で曲作ってみてって言ったのが、普通にえぇ曲やな!と思って突っ込めませんでした。特にシチューの歌が。(笑)自分は変わりたい、変わらなきゃいけないと思っている中で、今までの本当の自分を認めてくれた瞬間、今この場にいるあなたのままを出せば良いんじゃない?って山本さんに言われた瞬間はとても嬉しくて、それが引き金でキスしました。あの流れは素敵だなって思います。曲を作りながら良いじゃん!って笑い合っているのって良いじゃないですか。今日超楽しい!って思ってやっていました。(笑)自分ではわからない女心を山本さんに表現してもらうっていう流れを作っていたので、そこで触れ合えたら良いなっていう何となくの願望だけ持っていました。でも女の子って突拍子もないことするし、私は普段の恋愛で突拍子もないタイプなので。(笑)イライラして胸ぐら掴んでお前に何が分かるんだ?ってケンカしようと思っていたのですが、素の部分が出て事故が起きましたね。(笑)嬉しいなって思って。本当に好きになっても良いですか?ってキスでした。私の回では、2人の会話のセッションから生まれた山本さんの音楽、そしてその瞬間の事故的ミラクルを、是非見てもらいたいですね。

#7「売れないパンクロックの女(仮)」(岡本玲)11月16日放送

都内某所にある隠れ家的バー「Y’zoo」に突然、パンク衣装を着て酒に酔った女がやってきた。カウンターに座るやいなや悪態をつきビールを注文する。実は彼女、パンクロック一筋12年を歩んできたが売れないため、事務所からPOPアーティストに転向しろと言われてきたらしい。“小さな恋の物語”という恋愛感が全開の歌詞が書かれた紙をマスターに渡し、歌ってみろと八つ当たりする。

ところが、マスターが曲を作り歌い始めると段々楽しくなり、心を許し始める。そして、マスターの優しい言葉に思わずキスをする女。事務所から渡された衣装にも着替え始める。あまりのギャップにマスターはメロメロに。パンクから急に女っぽくなったガーリー女子の眼差しに、マスターは耐えきれるか…!?


#8.三浦理恵子

このお仕事を始めて30年、今日が一番緊張しました。(笑)私の回では口説くというよりは、“自分がどれだけ恋をできるか”がテーマでした。自分が恋をして、彼にも一瞬でいいから恋をしてもらいたい。お店に入って最初に目を合わせた時にそういう気持ちを持ったと思います。そして、私はしっかり恋ができたと思います。彼の言葉や私の話のテンポに寄り添ってくれることは居心地が良かったし、優しいな、素敵だなって思えて最後には恋に落ちることができました。最後の大事なセリフはセリフではなくて、私の演じる人のホンネで言えたのではないかと思います。だから成功です。(笑)大人の恋愛や大人の人同士の居心地の良さって、会話のテンポや2人の間に流れる空気感が合うみたいな感じ、それが今日は全部良い世界観だったと思います。きっと自然な流れの中で恋が生まれて始まっていったりするから、セリフというよりは空気感、そういうシーンがたくさんあれば良いなと思ってお芝居をしました。実際に話していく内に「あれ?こんなに格好良かったかな?」って改めて思いました。(笑)アラフォー~アラフィフ世代の人たちってこういうことがあったら良いなってどこかで思っていると思うから、私にとっては夢のような時間でしたね。(笑)山本耕史さんの素敵さを再発見できると思います。このドラマを通じて、まだまだ大人もたくさん恋をしていきましょうよって伝えたいです。本当にこのドラマのようにどんどん進展して大人の関係になっていくのはいけないことですけど、恋をするのは自由。心の中でたくさん恋をした方がキレイになれるし、こういう気持ちってあったよねって思いながら見てもらえたら良いなと思います。

#8「離婚を決意した女(仮)」(三浦理恵子)11月23日放送

都内某所にある隠れ家的バー「Y’zoo」に突然、凛とした女が緊張気味にやってきた。実は彼女、息子が巣立ったのをきっかけに20年間の夫婦生活に終止符を打ち、離婚届を提出しに行くもこの期に及んで悩んだ末、深夜になりこのバーにやってきたらしい。彼女は常識も社会経験もある淑女。しかし、バーに慣れない彼女は恥ずかしそうに赤ワインを頼む。

夫が憎いから離婚するのではなく、ただ女として寂しかった彼女。マスターに「横に座って一緒に飲んで欲しい」と言い出す。そっと寄り添うマスターに、彼女は次第に心を許し始める。頭を傾けてマスターの肩を借り、ゆっくりとした時間が過ぎ去る。「私を抱いて下さい」大人の雰囲気を身に纏った彼女のお願いに、マスターはどう返す…!?


#9.佐藤江梨子

結婚して子供がいると、どうしても挑戦する心を忘れてしまっていました。即興劇も含めストーカー役も初めてだったので、やってみて楽しかったです。嫌われるのが好き、みたいなちょっと変な気持ちになりました。(笑)簡単な設定や最初と最後のセリフは決めていたのですが。山本さんの真剣なお芝居に感激しっぱなしでした。口説けたのかはわからないですけど、キモがられたなとは思います。(笑)少しずつ、ゾワゾワする。見終わってから、怖くなるような作品を目指しました。とにかく真剣過ぎて怖い、一度はこのセリフを言ってみたいっていう台詞を言ってみたりしています。このドラマのテーマでもある(題材)でもある 「今日私を抱いてくれませんか?」っていう最後のセリフを言う前に、恋心も千年の恋もドン引きするような台詞を言ってみたかったので、それが叶えられてとても幸せでした。ちょっとや、そっと好きになったんじゃない、深いんですって。とても純粋で怖いけど、悪意でやっているのではない、ただとてもこじらせているっていうそういう役です。暖かい目でご覧頂けたら幸いです。

#9「マスターをストーカーする女(仮)」(佐藤江梨子)11月30日放送

都内某所にある隠れ家的バー「Y’zoo」に突然、シャンパンとケーキを持って着飾った女がやってきた。実は彼女、マスターに一目惚れしてストーカーを始めたらしい。SNSで調べてわかった同じ誕生日ということに、更に運命を感じて今日やってきた。持ってきたケーキには2人の写真が飾られていて、「耕ちゃんのことが大大大好きです!」と言い出してシャンパンで乾杯を始めた。

そして、「誕生日のスペシャルプレゼント!」と用意したのが婚姻届だった。おまけに、マスターの住所がきっちり書かれている。さらに“山本”の印鑑までカバンの中から取り出し、サインを求め出した。恐怖を感じたマスターは丁重に断るも、本気だと泣き出す彼女。「人をここまで好きになったのは初めてで、純愛です」と訴え始めた。「今夜、一度だけ私を抱いて下さい」と懇願する彼女に、マスターは…!?

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